車いすSIG
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          東日本大震災から3年が経過
岩手県沖から茨城県沖までの南北約500キロメートル、東西約200キロメートルという広範囲すべてが震源域とされ、マグニチュード9.0という想像もでき なかった大きな地震とその後のたび重なる大きな余震、そして25mを越える大きな津波が何度も東日本の沿岸を襲ってから3年が経過しました。この大震災 で、多くの方が亡くなり、家族を失ったりしました。また、今でも仮設住宅での生活を余儀なくされて、仮の住まいでの生活が続いている人が26万人もいらっ しゃるのです。被災された方々や様々なボランティアをはじめ、政府機関や地方自治体などの懸命な復興が行われているものの、まだまだ復興の足がかりが築け た状況に過ぎないのです。この様な状況を見ると、その方々のストレスや将来への不安を考えると、心が締め付けられる思いがします。今後も引き続き復興への 活動や気持ちを緩めないで、継続していくことが必要です。

私たち車いすSIGのこれまでの活動としては、日本リハビリテーション工学協会と協力して、SIG会員から情報を収集し、復興活動の方向性を探りながら、 杖や車椅子などの物資支援や宮城県名取市にある一つの仮設住宅で浴室などの段差を矢崎化工株式会社のイレクターで台を作る活動などを行いました。また、福 祉機器をはじめ生活環境改善に関する全国規模の講習会を東日本各地で開催し、開催地域に全国から集まってもらい、東日本の状況を知ること、支援活動を継続 する必要性を感じること、現地でお金を消費することなどを目的とした日本リハビリテーション工学協会の「東日本復興支援講習会」の開催に協力しており、今 後も継続して行きます。

車いすSIGは、小さな団体ではありますが、身体に障害をお持ちの方や高齢のために身体機能が低下した方々で、車椅子を使って生活せざるを得ない方々の生 活を車椅子の適合方法と車椅子の普及や情報伝達で支援することを目的として活動しています。車いすSIGの会員は、その目的に賛同するエンジニアだけでな く、障害をお持ちの方や医師、理学療法士、作業療法士、看護師、社会福祉士、教員など様々な職種の方々で構成されています。被災された方だけでなく、身体 の障害のため移動で困っていることなどありましたら、どうぞこのホームページにアクセスして相談して欲しいと思います。微力ですが、全力で取り組みたいと 考えています。

日本リハビリテーション工学協会 車いすSIG 代表 松尾清美
車いすSIG 役員一同

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